緒方俊雄ゼミが「エコプロダクツ2012」に出展します
12月13日(木)~15日(土)に東京ビッグサイトにおいて開催される「エコプロダクツ2012」において、今年も経済学部の緒方俊雄ゼミが出展します。緒方俊雄ゼミでは、インターンシップ(海外研修)としてフィールド研究指導を行い、グローバルな人材育成とグリーンな環境保全事業を行っています。会場では、エコビレッジ(生態村)について分かりやすく解説するとともに、今年のインターンシップの成果を「地域開発班」、「環境班」に分かれてプレゼンテーションを行います。
日時:12月13日(木)~15日(土) 10:00~18:00(最終日は17:00)
場所:東京ビッグサイト
小間番号E-61 中央大学 緒方研究室
【主なプレゼンテーマおよび概要】
◆エコビレッジ
エコビレッジとは、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人々が構築する「人」と「環境」に優しいコミュニティのことです。世界各国に存在し、理念やライフスタイルは様々です。また、活動は環境に優しい建築物の建設や自然エネルギーの利用、地域通貨への取り組みやシンポジウムなど、啓発活動は多岐にわたっています。
◆緒方ゼミ「地域開発班」
緒方ゼミの「地域開発班」は、ベトナムにおける農民参加型水管理について研究しています。近年のベトナムの農村では、ドイモイによる市場経済の導入によって、伝統的コミュニティーが崩壊しつつあります。その影響を受けて、かつて共同で行っていた農業用水の管理さえも個別化し、水の効率的な利用が図られていません。そこで緒方ゼミのプロジェクトサイトであるゲアン省タンチュオン県タントゥイ村をモデルに、日本の自治体とベトナムの人民委員会の国際交流をツールとした、農民が主体となって行う水管理のプロジェクトを提案します。
◆緒方ゼミ「環境班」
緒方ゼミの「環境班」は、農村の持続的な発展というテーマを、環境という視点から研究しています。農村環境を良い状態で保全していくために、耕作放棄地に焦点をあてています。耕作放棄地は近年日本においても急激に増加していて、その農村環境に及ぼす影響は、とても大きいものです。緒方ゼミでは、「鈴木敏文奨学金」を活用して、耕作放棄地で悩む地域へ調査に行き、耕作放棄地やその被害を研究し、学生主体のNPO組織を設立した解決方法を提案しています。