東日本大震災から1年を迎えて
東日本大震災から1年が経過しました。悲しくも震災の犠牲になられた方々並びに関係者の方々に、衷心よりお悔やみ申し上げます。また、震災により大きな被害を受けられた方々、そして、今なお避難生活を余儀なくされ、不自由な生活を送られている方々に対して、心からお見舞い申し上げます。
東日本大震災以降、私たちは、未曾有の体験をしたことにより互いに苦しみを分かち合い、支え合う気持ちを共有しました。本学は、被災された学生が夢と希望をもって困難を乗り越え学業を継続していくため、経済的な支援策を実施してきました。具体的には、学員(卒業生)、学生、生徒のご父母、教職員等から被災学生への経済支援募金を募りました。また、経済支援策として学費の給付および減免措置、更には既存の奨学金とは別に無利子の貸与奨学制度の設置等の支援策を実施しました。これらの支援策は、2012年度も引き続き実施いたします。
一方、被災地における支援の一貫として、卒業生等の人的、経済的支援を賜りながら、本学学生はボランティア活動を継続的に実施しております。
本学は東日本大震災から1年を迎え、被災地の速やかな復旧・復興と被災された方々が一日も早く震災以前の日常生活を取り戻されることを祈念いたします。また、被災された学生の皆さまが安心して学業を継続することが出来るよう全力をあげて支援していきます。
2012年3月9日
理 事 長 久 野 修 慈