理工学研究科博士後期課程 大竹 充さんが国際科学技術財団の研究助成に採択されました
理工学研究科博士後期課程2年の大竹 充さん(電気電子情報通信工学専攻 二本 正昭研究室)が、財団法人国際科学技術財団の2010年度研究助成に採択されました。
■国際科学技術財団
同財団は、科学技術の分野で世界的に権威のある「日本国際賞(Japan Prize)」の授与を行っています。
同賞の受賞対象と同じ分野で研究する若手研究者を支援するため、研究助成制度を実施しており、2010年度は19名が採択されました。
助教や専門研究機関の研究員の採択が多い中での、大学院博士後期課程での採択は大変な名誉と言えます。
■採択課題:『エピタキシャル磁性薄膜形成技術と微細構造・物性評価に関する研究』
高度情報化社会において、ハードディスクや記録メディアなどの大容量化は急務と言えます。そこで、磁性粒子を規則正しく並べることで大容量化を図るという、いわゆる「パターンドメディア」記録方式が検討されています。今回の大竹さんの研究では、パターンドメディアに不可欠な薄膜の形成技術に着目し、パターンドメディアの実現可能性を明確にすることが期待されます。
大竹さんはこれまでにも、第22回安藤博記念学術奨励賞や中央大学学員会会長賞を受賞しており、今後のさらなる活躍が期待されます。