公開講演会のご案内
「ドイツにおける村上春樹の受容-『国境の南、太陽の西』の翻訳と受容の相互関連性」
講演者t:ユディット・アロカイ教授
(Prof. Judit ?rokay、ハイデルベルク大学)
日時t:9月24日(月)13時20分~14時50分
場所t:3114教室
司会t:高橋慎也教授(ドイツ語文学文化専攻)
講演案内:
村上春樹は『国境の南、太陽の西』のドイツ語訳の出版(2001年)によって、ドイツでの人気を確立しました。この作品を巡ってドイツ語圏では、著名な書評家たちが人気TV番組「文学四重奏」で激論を交わし、その解体まで至りました。こうした「文学的スキャンダル」も、ドイツでの村上人気に貢献しました。今回の講演では、ドイツでこうした「春樹を巡る冒険」が生じた理由、また翻訳による文学受容に関する問題点についてお話していただく予定です。