【ロンドンオリンピック関連】本学OB、千田選手がロンドン五輪フェンシング男子団体銀メダル獲得に大貢献~中大勢では今大会初のメダル~五輪競技第10日(現地8月5日)
ロンドン五輪フェンシング男子団体決勝で日本は、団体として初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。出場した3選手のうち、千田(ちだ)健太選手は中央大学の出身。2009年文学部卒、26歳、ネクサス所属。
●準々決勝で千田選手大活躍
決勝は世界ランキング1位、強豪イタリアとの対戦。チームは39対45で敗れてしまいましたが、念願の表彰台に上がりました。昨年の世界選手権覇者・中国と対戦した準々決勝がメダル獲得の分岐点となりました。前回北京五輪に次ぐ2大会連続出場の千田選手は落ち着いたプレーで7連続を含む10点を挙げるなどの大活躍。優勝候補の中国を破り、準決勝でも強豪ドイツに競り勝ちました。
千田選手は宮城県気仙沼市出身です。昨年3月11日の東日本大震災で小学校時代からの親友、小野寺諭(さとし)さんを亡くしました。競技生活の悩みや仕事との両立に苦しんだとき、相談にのってくれる優しい友でした。試合後、千田選手は「被災地にいい報告ができます」とメディアに語りました。
●中大勢初のメダル獲得
5人を派遣した中大勢のメダル獲得は今大会初めて。夏季五輪でのメダル獲得は、2000年シドニー大会・競泳女子400mリレー銅メダルの中村真衣(法3)、田中雅美(法4)、源純夏(法3)各選手に次ぐものでした。
フェンシング団体は千田選手、北京五輪男子フルーレ銀メダルの太田雄貴選手(同志社大―森永製菓)、三宅諒選手(慶大)の3人による編成でした。