理工学部教授 小松晃之の蛋白質ナノチューブに関する研究成果が英国王立化学会誌 Chemistry World で紹介されました
理工学部教授 小松晃之(応用化学科)の研究成果が、イギリス王立化学会(RSC)の Chemistry World 誌でニュースとして紹介されました(RCS Webサイトのトップページにも掲載)。RSCはヨーロッパ最大の化学会であり、そのWebサイトでは世界中の先端研究の中から特に注目に値する成果をニュース発信しています。
ナノメートルサイズの極めて細い中空管を「ナノチューブ」と呼び、近年その応用に注目が集まっています。一般に「ナノチューブ」と言うとカーボンで作られたものが広く知られていますが、小松教授らは、蛋白質でナノチューブをつくる研究を進めてきました。ヒトの蛋白質を材料としているため、人間の体内に入れても安全と考えられ、医療分野での応用が期待されています。今回、B型肝炎ウィルスをナノチューブの中へ取りこませることに、世界で初めて成功しました。将来的にはインフルエンザウィルスやHIVも捕捉可能とされています。
研究成果の詳細は、アメリカ化学会誌 Journal of the American Chemical Society, 133, 3246-3248 (2011) に掲載されています。このニュースは、中央大学 ChuoOnline でも紹介されました。
ご興味をお持ちの方は以下のリンク先をご覧ください。