応用化学専攻博士後期課程1年藤井 翔さん第62回コロイド界面化学討論会でポスター賞受賞
理工学研究科博士後期課程1年の藤井 翔さんが、岡山で2009年9月17?19日に開催された日本化学会コロイドおよび界面化学部会主催の第62回コロイドおよび界面化学討論会でポスター賞を受賞しました。討論会では総合講演、国際シンポジウム、口頭発表の他に161件のポスター発表があり、その中から優秀なポスター発表13件がポスター賞に選ばれました。藤井さんはその中の一人に選ばれました。受賞対象ポスターの題目、共同研究者および研究内容は以下の通りです。
受賞ポスター題目:金表面上DNA単分子の伸張固定操作
研究者:(中央大理工)◎藤井 翔 ,金井塚勝彦, 小林克彰, 岡本哲明, 鳥谷部祥一, 宗行英朗, 芳賀正明
研究内容:金薄膜表面にNd:YAGレーザー焦点をあてると、焦点にナノバブルが生成し、このバブル上での対流が周辺の流体流れを引き起こし、焦点から離れたところにあるDNAはレーザーのON/OFFにより、DNA単分子の可逆的伸張および収縮がおこり、レーザー端とDNAが接触するとDNAの伸張固定が可能となることを見いだした。審査員から独自性のあるユニークな研究であるという点が高く評価された。
なお、本研究は2009年度中央大共同研究プロジェクトの共同研究費の助成を受けた成果であることを付記します。
【写真はコロイドおよび界面化学部会長栗原和枝東北大教授から賞状を受ける藤井さん(右)】