産学官連携フェア《さいたまスーパーアリーナ》
~ポスター展示&ニーズお伺い~
『彩の国ビジネスアリーナ2006~産学官連携フェア~』
【出展内容(ポスター展示)】
●大規模集積回路の大域的求解法の開発
LSIの設計では、回路を記述する非線形方程式を解くことが中心的な作業の一つとなる。回路の数値解析に伴う様々な問題(非収束問題、全解探索問題、実現容易性など)を解決するアルゴリズムを開発し、より大規模で高機能なLSIの開発を目指している。
●感性工学による情報検索・イメージの可視化
画像データなど知覚情報を利用し、感性・イメージを具体化するシステムを研究している。このシステムでは、人間の「見た目」にあわせた類似検索が可能である。さらに、個人の「好み」「嗜好」に合った画像を推薦検索(レコメンデーション)することもできる。
●CG技術を用いた視認性評価システム
コンピュータグラフィックス(CG)の可視化技術を利用して、物体(人やもの)の視認性(どのようにみえるのか)を定量的に把握するシステムの研究を行っている。同システムの成果を活用すれば、監視カメラの効率配置や看板等の広告評価に応用可能である。
●IPコア共同開発
ML-LABO(機械学習研究所)へ協力し、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ)用のヴィタビ・デコーダIPコア(LSIの設計データ)をはじめとし、各種用途のIPコアを継続的に共同開発しており、ML-LABOより販売している。
●機能性流体としての水―油混合液を利用した氷蓄熱に関する研究
氷蓄熱の中でも流動性のあるスラリー状の氷を蓄冷材として用いる「ダイナミック型氷蓄熱システム」の開発に取り組んでいる。我々の研究の特徴は、水―油混合液に微量の添加剤を加えた機能性流体を攪拌・冷却することで高機能な氷スラリーを生成する点にある。
●パラレル構造を持つ高出力高分解能力制御デバイスの開発
ロボットにとって大きな力を出しながら正確な力を出力するのは困難である。これを解決する方法として、粗動系(高出力で可動範囲が広い)と微動系(分解能が高い)を組み合わせた高出力高分解能力制御デバイスの開発を行っている。