【後楽園キャンパス安全対策1】後楽園キャンパスの安全確保に関わる緊急的措置について
2009年1月14日に発生した痛ましい事件に対し、対策本部では後楽園キャンパス内のすべての人々の安全強化を目指して検討を進めております。1月16日にお知らせした措置に続いて、来週からの緊急的措置として、次の3点を実施いたします。
*** 防犯対策として監視カメラの増設 ***
エレベーターや女子更衣室付近に限定されていた監視カメラを、1月24日までに22台増設します。自由と安全が保障されるべき大学のキャンパスではありますが、今回の事件に対応し、安全強化の面から防犯対策として増設することにいたしました。
*** ストレス対応としてメンタルケアの徹底 ***
今回の事件により、心的外傷(トラウマ)を受けた可能性のある関係者へのメンタルケアを、次のとおり行います。
(1) 事件の対応に直接関わった方、高窪研究室で学んでいる学生の皆さんなど親交の深かった方々全員を対象としたカウンセラーによる個人面談
(2) 事件の起きた建物を利用している学生、教職員に対するグループカウンセリング
(3) 心的外傷に関する情報提供と相談窓口の開設
本事件で精神的衝撃を受けた方々のメンタルケアに最善の努力を傾注いたします。
*** 警備活動の報告 ***
後楽園キャンパスにおける日々の警備報告を、本学ホームページを通じて一般公開し、キャンパスの安全状況について定期的にお知らせいたします。
以上の3点につきまして、本日より準備が整いしだい速やかに実施いたします。
また、事件の報に接し、本学教職員に対して故 高窪教授への哀悼の意、本学学生へのお気遣いを多くの皆様から頂戴しております。この場を借りて、皆様方のご厚情に深く謝意を申し上げます。
大学の「社会に開かれた学びの場、情報交流・情報発信の場」という社会的な役割を果たしつつ、同時に、学生・教職員をはじめ、このキャンパスに集う人々の最大限の安全を守るのは簡単なことではありませんが、叡智を集めてこの課題に全力を挙げて取り組む決意を表明し、キャンパスの安全対策についてさらに検討を深めてまいります。
理工学部長 田口 東