行田市郷土博物館で企画展「林賴三郎」(中央大学元総長)を開催中です。
行田市郷土博物館で企画展「林賴三郎」を開催中です。
林賴三郎は、中央大学の前身である東京法学院に学び、のちに私学出身者で検事総長、大審院長、司法大臣と司法の3長官を歴任するという金字塔をうち立て、また本学においては卒業生として初めて学長、理事長、総長に就任し、戦前戦後の本学の発展に寄与しました。
このたびの展示は、本年が林の没後50周年にあたることから、行田市名誉市民第1号でもある郷土の偉人としての林を広く紹介するため、行田市郷土博物館が企画・開催したもので、本学も大学史編纂課と図書館から林に縁のある資料や写真を多数出品しています。みなさま是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【企画展の詳細】
行田市郷土博物館 第22回企画展 「林賴三郎」
平成20年10月11日(土)~11月24日(月)
会期中の休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料: 一般200円 大学・高校生100円
【記念講演会】
「林賴三郎の功績と足跡」
講師:中央大学法学部教授 菅原彬州(すがわら もりくに)
日時:平成20年11月2日(日)午後1時30分~3時
会場:行田市郷土博物館講座室(定員100名、電話予約可)
【林 賴三郎略歴】
1878年9月6日、北埼玉郡忍町、三輪礼三の四男に生まれる。のち林ひさの養子となり、林姓となる。1893年9月、勉学のため上京して、高橋捨六法律事務所の書生となり、東京法学院(のちの中央大学)入学、96年7月卒業して高等研究科に進学。翌年、判検事登用試験に合格し司法官試補(水戸区裁判所検事代理)、同時に弁護士試験に合格する。
1911年、大審院判事、32年に検事総長に就任し、以後、大審院長、司法大臣(広田弘毅内閣)と司法の3長官を歴任、貴族院議員、枢密顧問官など重職に就く。
学内では1912年に中央大学講師となり、20年、法学博士、その後、理事、法学部長を経て38年4月、本学出身者として初の学長に就任。戦後は公職・教職追放となるが、1951年に理事長、翌年には総長に就任した。
1958年5月、行田市名誉市民第1号に推挙、5月7日逝去(79歳)
行田市郷土博物館
埼玉県行田市本丸17-23 電話048-554-5911
JR高崎線吹上駅から行田車庫行きバス(前谷経由)忍城下車すぐ