本学教員のセクシュアル・ハラスメント行為に係る懲戒処分について
-本学教員のセクシュアル・ハラスメント行為に係る懲戒処分について-
中央大学学長 永井 和之
既に、16日付の新聞等で報道されました本学専任教員のセクシュアル・ハラスメント行為に係る懲戒処分につきましては、本学関係各位に多大なご心配とご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。
この件は、昨年本学の相談窓口へ学生からの申立があり、「中央大学セクシュアル・ハラスメント防止に関する規程」に基づき学内の調査委員会で調査を行い、その事実関係を確認しました。これを受けて当該教員が所属している学部の教授会において懲戒委員会を設置して審議した結果、性的言動により不当に他の者に不利益を与えたばかりでなく、学修・教育・研究及び就学環境を害したと判断、「中央大学専任教員規程」に基づき本年3月31日付で諭旨解雇という懲戒処分とすることが決定されました。
本学としては、研究・教育機関においてこうした不祥事が発生したことをたいへん遺憾に思いますとともに、何より学生とご家族の皆様には心からお詫び申し上げます。
今後は、これまで以上に学生にとって快適な就学環境を作り出し、安心して大学生活が送れるよう最善の努力をし、学内におけるハラスメントの防止啓発活動を一層徹底させ、二度とこのような不祥事が起こらないように再発防止に全力で取り組む所存であります。
なお、本学では、被害者保護の立場を第一に考え、当該教員の氏名等を含め被害者個人の特定につながり得る情報の公開は差し控えております。この点につきましては、何とぞご理解を頂きたくお願い申し上げます。