2006年度 秋学期実務家講義開講
中央大学商学部では、企業の協力のもと、実社会で働く実務家の講師を
招き講義を開講しています。
●特殊講義
~日本航空株式会社~
「エアラインビジネス」
ツーリズム産業は21世紀における有望な成長産業の一つと位置付けられていますが、そのなかで「航空」は重要な役割を担っています。本講座は航空、ホテル、旅行など多岐にわたるJALグループの力を結集し、第一線で活躍する実務家が順次講師を務め、エアラインビジネスを中心に詳説します。
~日本興亜損害保険株式会社~
「実務家が語るCSRと社会問題の本質」
企業(日本興亜社・社会企業家)、NPO、行政の各立場から、実務家として、CSRのあり方・社会問題解決への具体的な取り組みを講義します。21世紀型の社会問題の解決には「同じ目的のもと、立場を超えた協力」が不可欠と考えています。学生には1つの講座を通して、様々な立場の人々の話を聞く経験も持って頂きたいと思います。
~日興フィナンシャル・インテリジェンス株式会社~
「資産運用ビジネス論」
資産運用ビジネスの概観と投資信託、リスク・リターン、投信マーケティング、運用評価について解説いたします。国民の個人金融資産と資産運用の関係をとらえ、金融資産とその運用を、消費者(個人)、提供者の両視点で考えてみたいと思います。これを踏まえ、金融機関の資産運用の第一線にたつビジネスマンの視点で、資産運用ビジネスをどう構築していくかを、学習したいと思います。資産運用において重要な位置づけを示す投資信託から、オルタナティブ商品、SMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)等最先端の金融商品まで、紹介いたします。
~キヤノン株式会社~
「キヤノンにおける知的財産実務」
知的財産制度をどのように利用・活用して企業目的を達成しようとしているのかを企業における知的財産戦略を通して理解してもらうことにより、知的財産制度の企業における役割と実務上の考え方について学んでもらいます。
●総合講座
~南甲倶楽部協力講座~
「働くこと入門」
キャリア教育の導入科目として位置づけ、とりわけ低学年(1・2年生)の学生に、社会に出て働くとはどういうことなのかを学び、自分の将来の仕事や進路についてじっくり考えることにより、大学生活の意義を再考察できるような科目にしてゆく予定です。
授業は、毎回各業界で活躍されている南甲倶楽部所属の学員または関係者の方を講師としてお招きし、業界全体の動向と展望、会社の特徴、仕事の内容、働くことの楽しさと大変さ等について、講師自身の自分史を織り込みながら、働く現場の状況を学生に率直に語っていただくという形で進めます。