人文科学研究所 公開研究会
14時から
◆講 師:山崎 妙氏(早稲田大学非常勤講師)
◆テーマ:形式素性の習得可能性――第二言語としての英語・日本語におけるアスペクト・テンスの解釈についての実験的研究
本発表では、生成文法理論に基づき、日本語母語話者の英語と英語母語話者の日本語を対象に、アスペクトとテンスの解釈を調査した実験的研究を報告する。研究の目的は、第二言語学習者が形式素性を習得できるか検証することである。
15時45分から
◇講 師:田川 拓海氏(筑波大学助教)
◇テーマ:連用形派生の複合語と名詞化への統語論的アプローチ
西尾(1961)で「連用形名詞」の1タイプとされた「X+動詞連用形」型複合語(例:草刈り)については、複合動詞などに比べそれほど研究がなされてこなかった。本発表では分散形態論(Distributed Morphology)による統語論的アプローチを用いることでその形態的特性(範疇・活用形)と統語論的・意味的特性を統一的に分析する可能性を探る。
◆企 画:人文科学研究所 研究会チーム「言語の理解と産出」