ビジネススクール主催セミナー『サイバーセキュリテイと企業責任を考える』を実施しました
12月22日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)主催セミナー『サイバーセキュリテイと企業責任を考える』を実施しました。
寒い中、また3連休の初日にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
当日は、山本秀男研究科長の挨拶とCBSについての説明に始まり、以下のような内容で進められました。
【講演1】「サイバーセキュリテイと企業責任を考える-高度化するサイバー攻撃の現状と課題―」
藤原礼征氏(トーテックアメニティ株式会社・トーテックサイバーセキュリティ研究所 所長)
1. 増大する脅威
2. 標的型サイバー攻撃とは
3. 標的型攻撃の恐ろしさ
4. サイバースペースとは
5. サイバーリスク
6. 国境のないグローバルサイバー社会
7. 人間の脆弱性
8. サイバースペースの落し穴
9. セキュリティとは
【講演2】「サイバーセキュリティと企業戦略
-P.F.ドラッカーとM.ポーターの社会的責任論の視点から-」
浅沼 宏和氏(株式会社TMAコンサルティング代表取締役)
1. 企業(経営)戦略とサイバー空間
2. 企業の社会的責任の2つの類型
3. マイナスの社会的責任とサイバーセキュリティ
4. プラスの社会的責任とサイバーセキュリティ
【講演3】「サイバーセキュリティと法-法・コンプライアンス・コーポレートガバナンス論の視点から-」
中央大学ビジネススクール教授 杉浦宣彦
1 インターネットと法
・インターネット上の違法行為
①インターネットを通じたコンピューター・システムに対する違法行為
②インターネットを利用した違法行為
・コンピューター犯罪の立法 1987年刑法改正
①電磁的記録不正作出罪
②電子計算機損壊業務妨害罪
③電子計算機使用詐欺罪
④サイバー犯罪条約締結(2011年)
・コンピュータ犯罪立法の評価
①Webページの改ざん
②Dos攻撃
③コンピューター・ウイルス
④インターネット取引における電子コンテンツの不正取得
⑤不正アクセス禁止法の制定 1999年
⑥電子認証・電子署名
2 サイバーセキュリティと企業の民事的責任を考える
・最近気になっている事件
・偽画面が出てくるのは誰の責任?
・企業どうすれはいいのか?
【パネルディスカッション】
「サイバーセキュリティに対する企業の取組みについてのあるべき方向性を考える」
(スピーカー全員(司会:杉浦 宣彦)・山本 秀男研究科長)
ディスカッション後は会場からも熱心な質問が寄せられ、全員がそれぞれの観点から意見を交わしました。
【中央大学ビジネススクールは、社会人のみを対象とした「戦略経営リーダー」を育成する専門職大学院です。】
働きながら、平日夜間・土曜日・日曜日を利用して都心の後楽園キャンパスで学び、2年間でMBA(経営修士(専門職))を取得できます。