理工学部中村太郎助教授が、アメンボ型ロボットを開発。
理工学部中村太郎助教授らの研究グループは、水上を動き回るアメンボ型ロボットを開発しました。
開発したロボットは全長27センチメートル、重量は150グラム。胴体や脚は樹脂製で、足先にある発砲スチロールで水に浮く仕組み。リモコンを用いた遠隔操作によって操縦します。本物のアメンボの動きをカメラで撮影しロボットとして再現しました。
アメンボ型であることの利点として、船に比べると水深が浅いところでも座礁せずに進められること、水に浮かびながらアメンボの前脚で物を回収する作業ができることが挙げられます。
現時点では水上でしか活動できませんが、将来的には水上と地上を両方とも歩ける水陸両用ロボットにすることも可能であり、カメラを取り付けることで、人命救助や水上での探査などへの応用が期待されます。
(6月8日(木) 日経産業新聞に掲載されました。)