博士後期課程井上隼仁君が光化学討論会にて学生講演賞(口頭)を受賞
9月12日から14日に東京工業大学で開催された光化学討論会において、井上隼仁君(分光化学システム研究室)が学生講演章(口頭)を受賞しました。
発表タイトルは、以下の通りです。
「レーザー温度ジャンプ過渡格子法による温度制御されたポリ(N-イソプロピルアクリルアミド) 水溶液の相転移・相緩和ダイナミクス測定」
井上 隼仁・桑原 彰太・片山 建二
熱を加えるとポリマー相と水の相に分離する熱応答性ポリマーの相転移・相分離課程において、これまで知られていなかった中間状態が存在することを見出し、分子論的な相転移課程を明らかにしました。
熱応答性ポリマーは、有害化学物質の捕集や化学センサーに利用されることから、本研究の成果がこれらの応用展開に結びついていくことが期待されています。