海外からも視察に訪れる中央大学の科学的教育方法を公開中
海外の大学も視察に訪れる中央大学の科学的教育方法の一端を広く国内外に公開するため、中央大学は「白門書房」から「科学的グローバル教育モデルとしてのコンピテンシー育成」を電子出版しました。無料でダウンロードできます。
現代社会における価値観が過度に多様ゆえ、個性を大切にすることと躾の必要性との間で真剣に悩まれている教育関係者(初等教育から人材育成までを含む)の皆さんは、伝統的な教育論からは思い切って一旦離れてみてください。本書は、コペルニクス的発想変革のヒントを満載しています。きっとワクワクしながら、ご自身の志を実現する具体的な構想を組み立ててみようという気になると思います。
■ ここで興味深いのは、ほぼすべての学生が「自分の能力で作れるもの」ではなく「作りたいもの」を作ろうとする…大学における理想の教育は、講義をきっかけに学生が学問に興味を持ち、自分で突きつめ、探究するようになること…
■ もちろん、これで全面的に何かが変わるということはなくて、たぶん、本音としてはこの辺で少しだけ授業への取り組みの意識が変わった、と。単に知識伝授型ではなくて、学生を伸ばすためには…どうしたらいいのか、ということを意識するようになった…
■ そこにかかわった人々が一致して最大の成果と感じたものは…学部生とTAである大学院生とが相互に刺激し合う効果、制作したコンテンツの発表会および懇親会を通じて学生がOB社会人から受ける助言や叱咤激励の効果…などといった極めて人間的な「人と人とのつながり感」の再認識だった…
2009年度の文部科学省「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に採択された中央大学理工学部「段階別コンピテンシー育成教育システム」および2010年度の文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」に採択された中央大学(全学)「『知性×行動特性』による就業力育成教育」の成果を社会還元することを目的に、中央大学理工学部教授3名(中央大学理工学部長補佐、中央大学キャリア教育委員、旧横浜山手女子学園理事長)、中央大学理工学部助教2名(情報工学科演習系授業担当)、および日本アイ・ビー・エム株式会社コンサルタント1名(文部科学省事業への上記採択テーマに基づきファシリテーションその他の支援を実施)から成る「中央大学理工学部コンピテンシー育成FD研究会」が、中央大学におけるコンピテンシー育成について研究した報告書です。
※以下のリンク先は、5MB弱あります。一旦、右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」したうえで、あらためて、保存したPDFファイルを開くようお勧めします。