2011年度ノーベル化学賞受賞者Dan Shechtman教授特別講演会の開催報告
2011年度ノーベル化学賞受賞者で、イスラエル工科大学 Dan Shechtman教授をお招きし、下記のとおり特別講演会を開催いたしましたことをご報告いたします。
題目: Discovery of Quasicrystal
日時: 2012年3月29日(木)15:00~16:30
場所: 後楽園キャンパス3号館3階小ホール
講演会には、イスラエル大使館 公使 Mr. Peleg-Pablo Lewi氏ほか、本学教職員、学生、学外者約300名にご参加いただきました。
Shechtman教授には、結晶学の基礎的なことから、ノーベル賞受賞の対象となった「準結晶の発見」と、この発見が受け入れられるまでの色々な苦労をご披露頂きました。
このようなエピソードに加えて、この発見がもつ意味を語って頂き、人が見落としてしまうような小さな出来事を、既成概念に固執せず科学の常識を覆す発見と見抜いた科学者の姿に、科学・技術の分野に憧れを抱く学生は何かを感じてくれたものと思います。
特に"Believing in yourself!"という熱いメッセージは、学生にとって今後の人生の考え方においても大変参考になったものと思います。
また、講演後も、Shechtman教授には学生からの質問、写真撮影、サインに気さくに応じていただきました。
最後に、多忙なスケジュールの中、講師をお引き受けくださいました、Shechtman教授に深くお礼申し上げますとともに、Shechtman教授の来日に際し、本学での講演会をアレンジしてくださいました、東北大学 多元物質科学研究所 蔡安邦 教授に深くお礼申し上げます。