理工学研究科応用化学専攻学生の論文が論文誌の表紙に採用されました
理工学研究科応用化学専攻学生の論文がヨーロッパ16カ国の化学界を統合してできた論文誌に掲載され、表紙に採用されました。
【掲載誌名】
European Journal of Inorganic Chemistry
【発行元】
ChemPubSoc Europe
【論文著者】(敬称略 論文の著者順)
寺島貴大:理工学研究科博士前期課程応用化学専攻2年
猪俣さゆりさん:理工学研究科博士前期課程応用化学専攻1年
緒方賢一:理工学部助教
福澤信一:理工学部教授
寺島さんらは1,2,3-トリアゾール-5-イソデン-アリルパラジウム錯体を合成し、その構造解析、配位子の特性および錯体の触媒作用を、鈴木ー宮浦カップリングを用いて研究。
その結果、トリアゾールカルベンは従来のイミダゾールカルベンとほぼ同じ構造を持ちつつも、高い電子供与能を有し、そのパラジウム錯体は室温で鈴木ー宮浦カップリングを触媒するほど高活性であることが分かりました。