公開研究会のお知らせ
◆講 師:広瀬 裕子氏(専修大学教授)
◆テーマ:私的領域の不安定化という成熟近代の問題
自由と平等が拡大した成熟した近代社会では、自由・平等の尊重という政治パラダイムが、社会を修復するための設計図としては使えなくなる、ということを考えてみる。題材にするのは、公権力の価値領域不介入原則を留保したイギリスの性教育法定化政策だ。原則留保の背景には、急速な世俗化と多様な価値観の浮上による私的領域の不安定化という問題が進行していた。
◆企 画:人文科学研究所 研究会チーム 「多文化社会と教育研究」