第7回中央大学理工学部数学科談話会
『第7回中央大学理工学部数学科談話会』を開催します。
参加無料、事前予約不要です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
【テーマ】
フェルマーの最終定理―その証明の主役たち
【要旨】
フェルマーの最終定理は、350年余りにおよぶ多くの数学者の
努力のあと、WilesとTaylorにより1994年に証明された。
楕円曲線、保形形式、ガロワ表現など、20世紀に大きく研究が
進んだ整数論の対象が、その証明の主役である。
この講演では、フェルマーの最終定理の証明の概要を、その中で
これらがどのような役割を演じたかに焦点をあてて紹介する。
この証明は、さらに楕円曲線の保形性、2次元法?ガロワ表現に
ついてのセール予想、佐藤Tate予想の証明へとつながっていった。
時間に余裕があれば、これらについても触れたい。
【講演者】
斎藤 毅 氏
【プロフィール】
東京大学教授
理学博士
【著書】
大学数学の入門7 線形代数の世界(東京大学出版会)
大学数学の入門8 集合と位相(東京大学出版会)
フェルマー予想 (岩波書店)
数論Ⅰ,Ⅱ (岩波書店)