4階開架閲覧室の文庫タイトルの一部を見直します -「角川文庫」・「講談社文庫」の一括全点収集の停止について-
4階開架閲覧室にあります文庫本の数は、約3万3千冊を超え、開架閲覧室の書架の相当程度のスペースを占有しております。限られたスペースの中で増え続ける一方の図書をどうすべきか、図書館にとっては大きな課題でしたが、このたび図書館内での検討を経て、「中央大学図書館収書方針」を見直し、文庫の一括全点収集を一部改めることとしました。具体的には、これまで一括全点収集してきました文庫のうち、「講談社文庫」、「角川文庫」の二つを全点収集の対象からはずすことといたしました。「講談社文庫」と「角川文庫」は、発刊当初とは刊行傾向が大きく変容し、文庫の品揃えが娯楽性の高いタイトルが中心となってきております。図書館としましては、限りある図書予算の中で、より優先度が高く、学習活動に役立つ図書の収集を重視するとともに、新設のコーナーに配備するキャリア学習支援図書や教職員推薦図書の充実を図っていくこととなります。「角川文庫」、「講談社文庫」の購入停止は、2011年3月刊行分より開始することとなります。なお、「角川文庫」、「講談社文庫」の中でも四大全国紙(朝日、毎日、読売、日経)の「書評」欄に署名入り書評で取り上げられた図書、中央大学出身者の著作、教員推薦図書などは、今後も収集を続けることとします。どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。