総合政策学部教授・保坂俊司の研究がJFE21世紀財団・2010年度アジア歴史研究助成に採択されました
中央大学総合政策学部教授・保坂俊司の専門分野は、インド思想、宗教学、比較文明学です。インドにおける思想・宗教のダイナミズムを比較文明学の視点から明らかにすることを目指しており、研究テーマは非常に広範囲にわたります。
このたび、JFE21世紀財団が募集した2010年度・アジア歴史研究助成に採択されました。研究テーマは「インドにおけるヒンドゥー・イスラーム融和思想の形成とその展開」。21世紀の国際社会最大の懸念の一つとも言えるイスラームと非イスラームとの共存の可能性を、インド中世の思想交流を通じて検討し、イスラームと多神教徒との共存の社会的・宗教的可能性を明らかにすることを目指す研究です。