公開講演会の案内
「多和田葉子さん(作家)の朗読と講演の会」
主催:中央大学共同研究「現代日本文学の国内・国外評価の比較研究」チーム
共催:中央大学国文学専攻、ドイツ語文学文化専攻
日本とドイツを中心に世界各地で作家活動を行っている多和田葉子さんを
お迎えし、朗読と講演の会を開催します。「エクソフォニーの旅(母語の外へ
出る旅)」から生まれた多和田さん独特の文学言語を紹介していただきます。
また多和田さんの文学観や海外における多和田文学の受容などについて
お話しいただく予定です。是非、ご参加ください。
開催日時:11月25日(木)11時~12時30分
会場t:3354教室(文学部3号館低層棟3F)
司会t:高橋慎也(本学文学部ドイツ語文学文化専攻教授)
問い合わせ先:文学部ドイツ語文学文化専攻共同研究室(3号館5F、
Tel: 042-674-3739)
*参加自由ですが会場の収容人数に限りがありますのでお早めにお越し
ください
多和田葉子さん プロフィール:
1960年、東京生まれ、国立市育ち。都立立川高校を経て、早稲田大学第一
文学部ロシア文学科卒業。ハンブルグ大学修士課程修了。チューリッヒ大学
博士課程修了。1993年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。2003年、「容疑者の
夜行列車」で谷崎潤一郎賞、2009年には国際的な文学活動が評価されて
坪内逍遙大賞受賞。ドイツでは1987年に詩集でデビューし、ドイツ語で
書いた作品群で1996年シャミッソー賞、2005年、ゲーテ・メダル受賞。
2006年よりベルリン在住。
ヨーロッパ、アメリカ、アジアでこれまで700回以上の朗読会を開いている。
アメリカではスタンフォード大学、コーネル大学、マサチューセッツ工科大学
など1999年以降約20校の大学に招かれ、数日から数ヶ月滞在。著作は
日本語でもドイツ語でも20冊以上出版されており、フランス語訳5冊、英訳
4冊の他にも、イタリア語、中国語、ポーランド語、韓国語、ロシア語、
オランダ語、スウェーデン語、ノルウェー語などの翻訳が出ている。
韓国語とベトナム語訳も準備進行中。
2010年11月17日から23日まで東京両国のシアターカイでチェーホフ作
「桜の園」の翻案劇「さくらのそのにっぽん」上演。12月1日にはジャズピアニ
ストの高瀬アキさんと「まっかなおひるね」を共同公演。
(多和田さんのホームページより。一部変更)