「僕もオリンピック選手になりたい」 第3回中央大学陸上教室 参加100人超の小学生が大満足
4月上旬の陽気に恵まれた2月2日、「中央大学陸上教室第3回」が中大多摩キャンパス陸上競技場で開かれました。走る、跳ぶ、投げるという各種スポーツの基本となる動きを中大選手らが熱血指導。参加したのは小学3~6年生の100人を超える未来の中大・五輪選手。用意された赤や青のTシャツを着て、思う存分、広いトラック&フィールドで陸上競技を楽しみました。
●先生はオリンピック選手
「ウノ(1)、ドス(2)、トゥレス(3)、クアトゥロ(4)…。お兄さんはこれで限界だあ」。少人数に分かれたウオームアップでロンドン五輪代表の舘野哲也選手(400m障害=商3)が小学1年生にハッパをかけられました。赤石沢快斗くんはサッカー少年、コーチがいつも口にするスペイン語を覚えていて、「イチ、ニ、サン」というところをきれいなスペイン語でリズムを取っていました。
子供たち8人の顔を見ながら、舘野選手は「走るときは太ももの裏の筋肉が大事。ここをちゃんと伸ばしておくといいよ。また5回やります。イチ、二…」「ちょっと痛いけど気持ちいいです」と子供たち。
短距離では、五輪代表の飯塚翔太選手(法3)がスタート練習を教えました。「大事なのは構えだね、速く走るには大きなエネルギーが必要。腕を大きく振る」。実際に走って見せました。16人の子供たちは「うわー、速いよ、すごいよ」と驚き、飯塚先生の話に聞き入りました。
●体が小さくても大丈夫
長距離の指導は駅伝チーム。12人集まった将来の箱根駅伝ランナーに、駅伝のスピードを実感してもらいました。復路8区で“幻の区間賞“と呼ばれました永井秀篤選手(文2)が400mを1周72秒ペースでいつものように走ります。小学生ランナーはそのスピードにびっくりし、駅伝選手へのあこがれをさらに強くしたようです。
代田修平選手(経3)が「長距離は体の大きさに関係なく、努力をすれば強くなれます。箱根を走った大学選手たちも最初から速かったわけでありません」とエールを送ると、子供たちは大きくうなずいていました。
陸上教室は午後1時開始。ほかにもやり投げ、走り幅跳びなど多くの種目の教室が同4時過ぎまで、受講生を入れ替えて複数回行われ、最後は全員が50m走のタイムをとりました。五輪選手らとの記念撮影やサイン会もあるなど陸上デーはもりだくさんでした。「僕もオリンピック選手になりたい」「そうだね頑張って」帰路には参加した親子のこんな会話が聞こえてきました。
なお、当日撮影した写真の一部を駅伝応援サイト内のギャラリーページに掲載しています。興味のある方は、ぜひ、ご確認ください。
また、中大スポーツ(新聞部)が陸上教室の様子をブログに掲載しています。こちらもぜひ、ご確認ください。