国際連携推進機構設立記念 第2回中央大学特別講演会を開催いたします
標記につきまして、ILO国際労働基準局次長のカレン・カーチス氏をお招きし、国際連携推進機構設立記念 第2回中央大学特別講演会を開催いたします。
<演 題>
国際労働基準分野での最近の成功例と課題
<内 容>
近年、国際労働機関(ILO)が国際労働基準の分野で経験した成功例やこれからの課題――粘り強く、時に厳しい社会対話を通じて成し遂げられたミャンマーの事例、新しいタイプの国際条約の採択に政府・労働者・使用者の三者で取り組んだ2006年の海事労働条約、これまで法的保護の外に置かれがちだった労働者群の保護に向けて新しい一歩を踏み出した2011年の家事労働者条約などについて触れる予定です。また、国際法分野だけでなく、児童労働分野などを例に、ILOが提供する技術協力についても取り上げます。
<対 象>
在学生、教職員
<言 語>
英語(逐次通訳付)
<講師プロフィール>
1982年米国ニューヨーク州コロンビア大学バーナード・カレッジ哲学学士号。1987年ミネソタ大学ロースクール法学博士号。ミネソタ国際人権弁護士会で特別研究員を務めた後、1988年国際労働基準局基準適用部の適用担当官としてILO入局。2005年3月1日より同局次長。
結社の自由関連事項を特に担当し、この分野で20年近くの経験を積む。ILO内において基準及び技術協力を通じて結社の自由及び団体交渉権が幅広く周知・行使されることを目指した活動を調整する役割を有する。2004年1月ベラルーシにおける労働組合の権利侵害を審査するために設置された審査委員会の事務局責任者を務める。『結社の自由ユーザーズガイド(ILO、2000年)』共著者。