人文科学研究所公開研究会「ベンヤミンとカフカ 」のお知らせ
以下のとおり、人文科学研究所公開研究会「 ベンヤミンとカフカ」が開催されます。
どなたも、ふるってご参加ください。
日 時 : 10月13日(土)午後3時~6時
場 所 : 中央大学多摩キャンパス ・2号館4階 研究所会議室2
テーマ : ベンヤミンとカフカ
報告者 : 道籏泰三(京都大学大学院人間・環境科学研究科教授)
発表内容要旨 :
ベンヤミンのカフカ解釈のうちに現れている独特の「啓蒙の弁証法」のありように照準を合わせ、これがアドルノ/ホルクハイマーの『啓蒙の弁証法』の求めるものといかに別物であるかを示す。『啓蒙の弁証法』が「啓蒙の自己反省」に行き着くとすれば、ベンヤミン/カフカは、それを一気に飛び越えて「愚者性」に至る。その「愚者性」がはらむ反転を問題にする。
——————————————————————————–
*報告者の道籏先生から、岩波文庫の『ベンヤミンの仕事・ボードレール』(野村修・編訳)所収の「フランツ・カフカ」をあらかじめ読んできていただきたい、とのご希望が寄せられております。