中央大学講演会「原子力発電に反対する5つの理由」開催のお知らせ
【演 題】「原子力発電に反対する5つの理由」
【講 師】 山口 幸夫 氏(原子力資料情報室共同代表)
【講師略歴】
1965年、東京大学数物系大学院修了、物性物理学専攻、工学博士。
米ノースウエスタン大学、東京大学などを経て、1998年からNPO法人原子力資料情報室・共同代表。
著書に、『金属格子のなかの文明』(社会思想社)、『20世紀理科年表』(岩波)、『理科がおもしろくなる12話』(岩波)など。共著書に、『科学技術と日本人』(講談社)、『まるで原発などないかのようにー地震列島、原発の真実』(現代書館)、『原発を終わらせる』(岩波)など。
【講演要旨】
原子力発電には、①エネルギーをつくる、②「死の灰」をつくる、③プルトニウムを創る、という3つの顔がある。①だけを見ていると、小さなペレット1個が日本の平均家庭の1年間に消費する電力をつくる素晴らしさに驚く。
だが、3・11福島原発事故によって私たちは、②が深刻な環境汚染と生命系への危機を生み出した現実に直面している。③は核兵器へとつながる道である。
1938年に純粋に科学の研究で発見されたウランの核分裂という現象が、核の時代をもたらした。だが、人類は、ついに核分裂反応を制御できないのではないか。3・11を経験して、私たちは大きな岐路に立たされている。
【定 員】 200名(当日会場にて先着順に受付)
【対 象】 本学学生、教職員、一般聴講希望者
【費 用】 無 料
【企 画】 学生部/理工学部
【問合せ先】 中央大学理工学部学生生活課 (℡03-3817-1717)
後楽園キャンパス 〒112-8551東京都文京区春日1-13-27
以上