国際交流・公開研究セミナー開催のお知らせ 「私はこうして50人のPhDを育てた」~アメリカの大学院のおもしろさ~
「私はこうして50人のPhDを育てた」~アメリカの大学院のおもしろさ~
講師:金出 武雄(かなで たけお)教授
カーネギーメロン大学・ロボット研究所
主催:中央大学理工学研究所
金出武雄先生は、コンピュータビジョン、ロボティクス等の世界的なパイオニア、リーダーで、30余年にわたって、世界の最先端を切り拓く研究開発を展開
してこられ、しかも、今なお、トップを走り続けておられます。最近は、デジタルヒューマン、Quality of Life研究、医療用ロボットの研究など、ロボット技術の枠を超えたビッグプロジェクトを推進しておられます。
これらの分野においてFranklin-Bower 賞、大川賞、C&C賞、IEEE Robotics & Automation Societyパイオニア賞、Joseph Engelberger Prizeをはじめ、国際的権威ある学術賞を多数、受賞されています。
また、専門分野以外の人たちにも、「素人のように考え、玄人として実行する
―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)」のベストセラーの著者としても知られています。
今回の講演は「私はこうして50人のPhDを育てた」という題で、アメリカの大学における指導教授と博士課程学生との関係について実情を踏まえながら、30余年にわたって世界をリードしている研究を実例に、ご自身の大学院指導経験談を分かりやすくお話し頂きます。
アメリカでの指導教授と博士課程学生との関係や、「良い研究とは?」「研究テーマの選び方」「研究の進め方」「人を納得させるためには」「プレゼン」「学生との接し方」など、世界の最先端を拓き、走り続ける「秘訣」を学び取れると思います。
学生さん、教員、企業の研究者・企画部署の方にとっても、また、社会における技術の役割に関心をお持ちの方にも、非常に参考になる話題です。
ぜひ、ご来聴ください。
<講師プロフィール> 金出 武雄(かなで たけお)
京都大学大学院博士課程修了。工学博士。同大学情報工学科助手、助教授を経て、1980年米国カーネギーメロン大学にロボット工学研究所発足を機に招聘される。同大学ロボティクス研究所所長を92年から10年間務める。2001年に産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター設立、03年に同センター長、10年に産総研特別フェロー。最近ではロボット技術を生活の質QOLの向上や医療福祉に利用する研究開発を推進。
連絡先 経営システム工学科 加藤研究室