総合政策学部ハリスン,ブライアンゼミ4年生・小山諒祐さんがNEAN2012(主催:韓国・延世大学)において、最優秀学生賞を受賞しました
Northeast Asian Network(NEAN)は、韓国・中国・日本といった東北アジア地域の政治・経済を促進する若きリーダーを育成支援するために、韓国・延世大学が開催している学生フォーラムです。このフォーラムでは、政治・ビジネス・教育・環境・法のセッションに分かれて、学生が東アジアの未来について議論やグループワークを通して考えます。
総合政策学部4年生の小山諒祐さんは、NEAN2012(期間:2012/2/6-11)において、参加者150名のなかから各セッション1名に与えられる「Best Delegate Award(最優秀学生賞)」を、ビジネス部門「Ethical and Social Responsibilities of Northeast Asian Businesses」にて受賞しました。
小山諒祐さんにインタビューしましたので、興味のある学生は参考にしてください。
【NEAN参加のきっかけは?】
NEAN2009に友人が参加しており、「国際舞台で自分の力を試す良い機会である」と勧められたことがきっかけです。
実際に中国、韓国などから優秀な学生が集まっており、日本では得ることのできなかった貴重な経験となりました。
帰国後も「高い意欲を持って学び続ける姿勢を持とう」という現在のモチベーションになっています。
【NEANではどんなことをするのでしょうか?】
フォーラムは政治・ビジネス・教育・環境・法の5つのセッションに分かれており、5日間のプログラムになっています。
初日は各国からの学生の到着日やアイスブレイク、最終日は市内観光と文化紹介イベントが主となっており、実際のフォーラムは3日間で行われるという短期間に内容の詰まったものとなっています。
それぞれのセッションのテーマに沿ったレクチャーを各分野の専門家から受けて議論し、最終的には与えられた課題に対するプレゼンテーションを小グループ(日本人・韓国人・中国人など各国学生の混合グループ)で作成します。
今回のNEAN全体のテーマは「Shifting World Order: Northeast Asia's New Direction」でしたので、「東アジアの将来へ向けた新しい指針」というのを大テーマに各セッションのテーマが設定されました。
【どんな学生に参加を勧めますか?】
プログラムの参加者は1年生から4年生まで様々な年齢層でしたが、以下のような目的意識を持つ学生が多かったと思います。
1. 国際問題を「東アジア」という地域から解決していきたい
2. フォーラム参加を通じて国際舞台での経験を積みたい
3. 在学中に学んできたこと(インプット)をアウトプットする機会として自分がどれだけやれるのか試したい
4. 英語力を向上させたい(フォーラムでの使用言語は英語)
以上のうち、ひとつでも当てはまる学生にはお勧めのプログラムだといえると思います。また、自分と同じような目的を持つ優秀な学生と一度に多く知りあうことは今後の学生生活にも必ずプラスになると思います。
【最後に、参加してみて良かった点と、後輩への一言をお願いします。】
実際に参加してみて得られたことは、もちろん前述した目的意識の項目を達成できたことですが、他にも挙げると以下のようになります。
1. 「短期間でタスクをやり遂げる」という実社会で求められるスキルの習得
2. 異なるバックグラウンドを持つ参加者とグループワークやディスカッションをする中で培われるコミュニケーション能力
3. 賞を受賞するしないに関わらず、フォーラム中の活動をやりきることでつく自信
私は、賞を受賞し、4年間の学生生活の一部が評価されたということで、これから始まる社会人生活へのひとつの自信となりました。
このような実りあるNEAN2012でしたが、参加者150名中日本人はたったの3名(2009年8名、10年4名)と、非常に日本人が少ない残念な参加実績となっています。Northeast Asiaにおいて、日本は主要国のひとつであるので、より多くの活発な学生の参加が期待されています。興味が少しでもある学生は、気負わずに参加してほしいと思います。そしてNortheast Asiaの中のJapanをどんどん発信してきてください。