公開研究会のお知らせ
◆講 師:西山 國男氏(茨城大学准教授)
◆テーマ:活用形の形態論、統語論、音韻論
本講演では日本語動詞の活用形を、形態論、統語論、音韻論の3つの視点から分析する。形態素をなるべく細かく分けるという立場から、五段動詞の活用形を語根と母音部分に分割し、その母音がどんな役割を持つか検討する。統語的に、投射の主要部か、そしてそうならどんな素性を持つ範疇か、など が問題となる。更に、母音や子音の有無が音韻的な理由によるのか、統語的理由によるのかも重要な視点になる。
◆企 画:人文科学研究所 研究会チーム 「言語の理解と産出」