2012年度法職多摩研究室リスタートコース更新・新規入室試験要項
3年次以上から新たに法科大学院既修者コースの進学をめざす本学在学生を対象に、法職多摩研究室リスタートコース会員(以下、「リスタートコース会員」という)を募集します。入室試験合格者には、リスタートコース会員資格を付与します。
資格期間は2012年4月1日~9月30日の6か月間となります。続く10月1日~2013年3月31日の6か月間については、9月に秋期更新試験を実施します。また、受講義務としているゼミや講座等の無断欠席が続く方、他室員の勉強の邪魔をする等、集団生活のルールを遵守できない方は除名処分とすることがあります。なお、除名処分対象者には、理由の如何にかかわらず会費・ゼミ受講料は返還できませんので予め了解したうえで出願してください。
1.出願資格
(新規入室)
中央大学在学生のうち、2012年度に学部3年次生以上となる方で、2013年度ないし2014年度に法科大学院既修者コースへの進学を目指している方。
(更新)
2011年度リスタートコースゼミ会員資格を有する方で、2013年度に法科大学院既修者コースへの進学を目指している方。
(新規・更新試験共通)
原則として、法科大学院未修者コースのみを受験する予定の方は出願できません。
なお、次の2点がゼミ会員の義務となりますので、予め了解した上で出願してください。
(1)法職講座が指定する講座・ゼミに出席すること。学修計画と合致しない等の理由から欠席する場合は、必ず欠席届を提出して事前に許可を得ること。
(2)法科大学院を受験する場合は、適性試験管理委員会主催の「法科大学院全国統一適性試験」のスコアを提出するとともに、法科大学院の受験結果を報告すること。
* 3月16日に行う予定の法職多摩研究室更新・新規入室試験において、Cコースを受験する方は、重複して本コースを受験することはできません。ただし、Cコースを受験し、不合格となった方のうち、得点が法職講座の設定する基準点を超えた方を本コースに合格とすることがあります。その際は、本コースの合格発表にてお知らせします。
2.リスタートコース会員の資格区分及び会費等について
リスタートコース会員は、法職多摩研究室カリキュラムのゼミ等の企画を受講することができます。また、法職講座で所蔵している図書・資料及び「炎の塔」ゼミ室を利用することができます。資格期間は当初6か月間ですので、会費等については、春期及び秋期に分割して徴収します。また、一度リスタートコース会員となった方は、法職多摩研究室A・Bコースを受験することはできません。リスタートコースを更新するか、Cコースを受験することはできます。
(1)リスタートコース室員(10月1日以降は(3)リスタートコースゼミ会員)
リスタートコース室員には「炎の塔」内の法職多摩研究室の定席・ロッカー利用権を付与します。ただし、「リスタートコース室員」資格の付与を受けるには、学研連等受験団体に所属していないことが条件となります。資格期間は2012年4月1日~9月30日までとなります。10月1日以降は自動的に「リスタートコースゼミ会員」となります。10月1日以降、定席・ロッカー利用権の継続を希望する場合は、「2012年度秋期法職多摩研究室新規入室試験」においてCコースを受験し(申し込み必要)、合格する必要があります。左記の試験を受験する際には、リスタートコースに所属したまま受験することができ、Cコースに不合格となった場合でもリスタートコースゼミ会員として在籍することができます。
* 資格期間中の会費(春期)として6,000円、多摩研ゼミ受講料(春期)として2,000円が必要です。
(2)リスタートコース学研連ゼミ会員
学研連等受験団体に所属している方には、「リスタートコース学研連ゼミ会員」資格を付与します。
法職多摩研究室の定席・ロッカーは使用できませんが、法職多摩研究室カリキュラムのゼミ等の企画を受講したり、法職事務室で所蔵している図書・資料を利用することができます。
* 資格期間中の多摩研ゼミ受講料(春期)として2,000円が必要です。
(3)リスタートコースゼミ会員
学研連等受験団体に所属しておらず、法職多摩研究室の定席・ロッカー利用権が不要な方には「リスタートコースゼミ会員資格」を付与します。
法職多摩研究室の定席・ロッカーは使用できませんが、法職多摩研究室カリキュラムのゼミ等の企画を受講したり、法職事務室で所蔵している図書・資料を利用することができます。
* 資格期間中の多摩研ゼミ受講料(春期)として2,000円が必要です。
※10月1日以降、リスタートコース会員として継続する場合には、9月に更新試験を受験し、合格する必要があります(ただし、同一年度内に法科大学院を受験する方は、書類選考となります)。更新手続の際、多摩研ゼミ受講料(秋期)として2,000円が必要です。また、改めて「法職講座受講予定表」(5(3)参照)を提出していただきます。手続をしない場合は、不継続として扱います。
※2013年度も本コースに所属することを希望する場合は、2013年3月に更新試験を受験していただきます。試験の成績が著しく不良な方は除名処分となることがあります。
* 新規入室者は2013年度、更新者は2012年度に実施される「法科大学院全国統一適性試験」、「法科大学院入試」をいずれか受験しなかった場合は除名処分とします。また法職事務室が実施する各種試験、上記「適性試験」の成績が、著しく不良な方は除名処分となることがあります。なお、除名処分対象者には、理由の如何にかかわらず会費・ゼミ会員料は返還できませんので予め了解した上で出願してください。
3.カリキュラム(受講料は2011年度実績です。正式には別途募集要項を発行しますので、そちらをご確認ください。またカリキュラム表も併せて参照してください)
リスタートコース会員は、法職事務室(多摩)が運営する全ての講座、ゼミ、答案練習会を受講することができます。また、リスタートコース会員となる前に受講したゼミを再度受講することもできます。これらは他のコース(法職多摩研究室A・B・Cコース、未修者コース)にはない特色です。法科大学院進学対策答案作成ゼミの受講は義務としますが、それ以外はご自分の学修進度や学修計画に合わせてカリキュラムの中から自由に講座、ゼミ、答案練習会を受講することができます。ただし、一部日程が重複するものがありますので、必ずしも全ての講座等を受講できるわけではありません。また、受講料が設定されている講座等につきましては、全て受講料を申し受けます。ゼミの中には受講資格認定試験を受験する必要があるものもあります。これらの点はご容赦ください。
なお、特に本コースに新規入室することをお考えの方は、受験申し込みを行う前に「受講したい」と思う講座、ゼミ等を無理なく受講できるかをご確認ください。カリキュラム表を見ただけでは分からない方は、法職事務室窓口までお越しいただき、ご相談ください。
(1)法科大学院進学対策答案作成ゼミ(前期に憲法・刑法、後期に民法)*必ず受講すること
受講料:前期14,400円(12回分)、後期14,400円(12回分)をそれぞれ受講申込み期間内に納入
新規入室者が対象です。2012年度前期は4月から7月にかけて行われる「法科大学院進学対策答案作成ゼミ」を受講し、答案の書き方を学びます。後期にも引き続き同ゼミを受講し、12月までに3科目について指導を受けます。論文指導に定評のある弁護士が、毎週作成する答案を添削し、少人数のゼミで弱点を補強します。「論理的な法的文章を書く力」の基礎を身につけるのが目標です。
(2)基礎講座(民法・憲法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法) *受講は任意です 受講料あり
指導経験の豊かな大学の教員や弁護士による初学者向けの大教室講座です。法科大学院・司法試験合格に必要な基本7科目の基礎をしっかりと学ぶことができます。
(3)基礎ゼミ(民法・憲法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法) *受講は任意です 受講料あり
基礎講座で大きくとらえた問題を双方向対話形式でより詳細に学ぶことができます。法科大学院を修了した先輩たちが中心となって指導します。
(4)事案分析力確立ゼミ *受講は任意です 受講料あり
単なる暗記ではない「考える勉強」の意義を確認し、論点を抽出・構成する能力、それを論理的に表現する能力を身につけるのが目標です。司法試験合格者が指導します。
(5)法職答案練習会 *受講は任意です 受講料あり
模擬試験形式で論文答案を作成します。作成した答案は毎回丁寧に添削して返却されます。
(6)適性試験対策 *受講は任意です 受講料あり
2013年2月~3月に実施する予定の「法職講座 適性試験対策(基礎講座・過去問解説講座・問題演習講座)」を受講します。法科大学院受験の前提となる適性試験において不可欠な論理的思考力を鍛えるトレーニングを行います。弱点項目を明確にした上で、克服のための自習計画についてアドバイスがあります。また、市販問題集の効果的な使い方についても指導があります。
(7)多摩研究室ゼミ *受講は任意です
上記のほか、講師が任意に企画、実施するゼミを受講することができます。受講料はかかりません。個々の弱点、試験の出題傾向を踏まえ、随時特別ゼミを実施しています。
4.2012年度法職多摩研究室リスタートコース更新・新規入室試験について
リスタートコース会員の選考は、出願時に提出していただく受験申込書、提出資料(新規入室対象者のみ)による書類審査、及び筆記試験となります。提出書類については「5.提出書類について」をよく確認してください。
<出願受付期間・出願先>
受付期間:2012年2月27日(月)10:00 ~ 3月9日(金)18:00
出願先:多摩法職事務室(多摩学生研究棟「炎の塔」1階)
※「受験申込書」は申込期間内に申込者本人が法職事務室に提出してください(代理人による出願は不可)。引換えに「受験票」を交付します。
<出願必要書類>
(1)「2012年度法職多摩研究室リスタートコース更新・新規入室試験受験申込書」(出願受付期間中に法職事務室で配付)
(2)学生証
(3)顔写真2枚(正面脱帽2枚同一のもの・3cm×3cm)
(4)受験料 1,000円
※ 証紙で納入していただきます。法職事務室に設置してある証紙の自動販売機で1,000円分の証紙を購入してください。
※ いったん納入された受験料は返還いたしません。手続は慎重に行ってください。
<筆記試験科目>
新規入室試験 2012年3月16日(金)8号館を予定(教室の割り当ては試験前日までに法職事務室掲示板に掲出します)
9:30 集合
9:45 ~ 10:45 民法 論文問題1問(判例解説付でない六法のみ参照可)
* 別冊ジュリスト「民法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第6版〔No.195・196〕」掲載の判例を素材とした事例問題を出題します。
11:15 ~ 13:15 刑法・憲法 論文問題各科目1問(判例解説付でない六法のみ参照可)
* 別冊ジュリスト「刑法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第6版〔No.189・190〕」、「憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第5版〔No.186・187〕」掲載の判例を素材とした事例問題を出題します。
14:30 ~ 15:30 刑法・憲法 択一問題全60問程度(参照不可)
※ 本試験は、「法科大学院進学対策答案作成ゼミ<憲法・刑法>」の受講資格認定試験を兼ねています。したがって、本試験の受験手
続を済ませた方は、「法科大学院進学対策答案作成ゼミ<憲法・刑法>」の受講資格認定試験に自動的にエントリーしたことになりま
すので、別途、受講資格認定試験の申込の必要はありません。
更新試験 2012年3月16日(金)8号館を予定(教室の割り当ては試験前日までに法職事務室掲示板に掲出します)
9:15 集合
9:30 ~ 12:00 憲法・民法・刑法 択一問題全60問(参照不可)
13:00 ~ 14:00 民法 論文問題1問(判例解説付でない六法のみ参照可)
* 別冊ジュリスト「民法判例百選Ⅰ・Ⅱ 第6版〔No.195・196〕」掲載の判例を素材とした事例問題を出題します。
14:30 ~ 15:30 会社法 論文問題1問(判例解説付でない六法のみ参照可)
* 別冊ジュリスト「会社法判例百選 第2版〔No.205〕」掲載の判例を素材とした事例問題を出題します。
* 論文問題はすべて黒のペン又はボールペンで解答してください。択一問題には鉛筆で解答してください。
* 六法は貸し出しませんので、各自、判例解説付でない六法を持参してください。
5.提出書類について(新規入室対象者のみ)
(1)学修プロフィール記入票(所定用紙)
(2)2011年度前期までの学部成績について、成績証明書あるいは履修した全ての科目の成績が確認できる書類(C-Plusから印刷した書類など)
(3)法職講座受講予定表(所定用紙)
リスタートコースに入室した後に法職講座を受講する予定があれば、該当する全ての講座、ゼミ、答案練習会を記入して提出してください。
※提出書類については、合格後に、内容に虚偽、もしくは著しい誇張が判明した場合は、遡って会員資格を取り消すことがあります。
6.合格発表・入室手続き等について
<合格発表>
2012年3月22日(木)10:00(予定) 法職事務室掲示板(炎の塔1階)に掲出
<入室手続期間>
2012年3月22日(木)10:00 ~3月26日(月)18:00 法職事務室で受付
※「入室手続書類」は申込期間内に申込者本人が法職事務室に提出してください。引換えに「証紙受理票」を交
付します。
<更新・入室手続必要書類等>
(1)学生証
(2)更新・新規入室試験受験票
(3)室員となる方は会費とゼミ受講料、学研連ゼミ会員・ゼミ会員となる方はゼミ受講料
※会費およびゼミ受講料は証紙で納入していただきます。証紙は法職事務室内の自動販売機で購入してください。
※ いったん納入された会費、ゼミ受講料は返還いたしません。手続は慎重に行ってください。
※ 更新・入室手続とは別に、リスタートコースに入室する方には法科大学院進学対策答案作成ゼミ<憲法・刑法>の受講申込も行っていただきます。受講料は14,400円です。
(4)室員・学研連ゼミ会員・ゼミ会員原簿/会員証
(入室手続期間中に法職事務室にて配付します。必要事項を記入、押印の上、提出してください。)
(5)顔写真2枚(正面脱帽2枚同一のもの・3cm×3cm)
(6)印鑑
(7)4月2日(月)以降、「法職多摩研究室リスタートコース室員証」「法職多摩研究室リスタートコース学研連ゼミ会員証」「法職多摩研究室リスタートコースゼミ会員証」を交付しますので、法職事務室まで取りに来てください。
* 「法職多摩研究室リスタートコース室員証」「法職多摩研究室リスタートコース学研連ゼミ会員証」「法職多摩研究室リスタートコースゼミ会員証」は講座・ゼミを受講する際に提示を求めることがあります。また、資料等を受け取る際に必要になることもありますので、「学生証」と共に、常に携帯してください。
7.個人情報の取扱について
室員原簿、講座等の受講申込書、アンケート等に記入した個人情報について、法職事務室では「中央大学個人情報保護規程」及び「中央大学個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」に則して適切に管理します。
なお、優秀者を顕彰することを目的として、法職で実施する試験の成績優秀者の氏名を法職掲示板に掲出しますので、予め了解しておいてください。
◆重要なお知らせ◆
2013年度法職多摩研究室リスタートコース更新・新規入室試験(2013年3月実施予定)より、出願資格を以下のとおり変更いたします。ご確認ください。
【出願資格】※以下は2013年度春期法職多摩研究室リスタートコース更新・新規入室試験の場合
(新規入室)中央大学在学生のうち、2013年度に学部3年次生以上になる方で、2014年度ないし2015年度に法科大学院既修者コースへの進学を目指している方。
(更 新)2012年度リスタートコースゼミ会員資格を有する方のうち、2013年4月1日時点で中央大学在学生あるいは卒業後1年以内である方で、2014年度に法科大学院既修者コースへの進学を目指している方。
【お問合せ】 中央大学法職事務室(多摩) ℡:042-674-4221
【窓口受付時間】 月曜日~金曜日 10:00~18:00(12:00~13:00を除きます)
土曜日 10:00~14:00(12:00~13:00も受け付けます)
※受付時間については諸事情により変更することがあります。その場合は中央大学HP「法職事務室」(下記URL) への掲載または、法職事務室前掲示板への掲示をもってお知らせします。各自で確認するようにしてください。
http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/office_law/index_j.html