公開講演会のお知らせ
人文科学研究所主催の公開講演会を開催いたします。
大学院生・学生の参加も歓迎いたしますので、お誘いあわせの上、ご参加いただければ幸いです。(人文科学研究所)
◆講 師:ピエール・スイリ氏(ジュネーヴ大学文学部教授)
『下剋上の日本』の著書がある中世史家で、網野史学の紹介者です。2010年にNouvelle Histoire du Japonという通史を出し、つい最近には勝俣鎮雄著『一揆』(岩波新書)を仏訳し、日本に反抗や反乱の伝統がないという謬見を一掃しようと努めています。
元日仏会館フランス学長。
◆テーマ:明治期(1868-1912)における歴史像の転換
明治維新は「王政復古」、古代の復帰という形で日本史の中に位置づけられたが、西洋史学を学んだ歴史家たちが明治末に「中世」の重要性を発見し、中世を中心に日本史の書き直しをはかった。それはなぜ、また、どのようにしてか。
◆企 画:人文科学研究所 研究会チーム 「総合的フランス学の構築」チーム
◆後 援:中央史学会
*講演は日本語で行われます。