【公開講演会の案内】多和田葉子さん(作家)の朗読と講演の会「白河の関を越えて」
日本とドイツを中心にアメリカ、フランス、韓国など世界各地で作家活動を行っている多和田葉子さんをお迎えし、朗読と講演の会を開催します。「エクソフォニーの旅(母語の外へ出る旅)」から生まれた多和田さん独特の文学世界について、朗読を交えながら講演していただきます。今回の公演のテーマは「越境」です。その際に自然災害、東北と関東の文化の関係についても言及していただく予定です。「震災後の日本文学」に対する関心が海外でも高まっていますので、是非この講演会にお越しください。
司会:高橋慎也(本学文学部ドイツ語文学文化専攻教授)
問い合わせ先:文学部ドイツ語文学文化専攻共同研究室(3号館5F、Tel: 042-674-3739)
*参加自由ですが会場の収容人数に限りがありますのでお早めにお越しください
多和田葉子さん プロフィール:
1960年、東京生まれ、国立市育ち。都立立川高校を経て、早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。ハンブルグ大学修士課程修了。チューリッヒ大学博士課程修了。1993年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。2003年、「容疑者の夜行列車」で谷崎潤一郎賞、2009年には国際的な文学活動が評価されて坪内逍遙大賞受賞。ドイツでは1987年に詩集でデビューし、ドイツ語で書いた作品群で1996年シャミッソー賞、2005年、ゲーテ・メダル受賞。2006年よりベルリン在住。
主催:中央大学共同研究「現代日本文学の国内・国外評価の比較研究」チーム
共催:中央大学 国文学専攻、英語文学文化専攻、フランス語文学文化専攻、
ドイツ語文学文化専攻