Ga?l Meigniez 教授によるミニコース(ENCOUNTERwithMATHEMATICS番外編)
20世紀後半を代表する幾何学者・トポロジスト W. Thurston の幾多の仕事の中でも飛びぬけて難解とされる余次元1葉層構造のh-原理(ホモトピー原理)について, 21世紀に入ってから, その単純化と, 4次元以上における飛躍的な進展が Ga?l Meigniez 教授(フランス・南ブルターニュ大学)によりなされつつあります. 特に4次元以上では, 閉多様体上の任意の横断的向き付け可能な滑らかな余次元1葉層は, 接束の超平面場としてのホモトピー類を変更することなく, コンパクト葉を破壊し, 更に極小葉層(総ての葉が稠密)にまで変形できることを主張しています. 結果として, Novikov の定理(Reeb成分, 特にコンパクト葉の存在)が4次元以上では成立しないことが従います.
この度 Meigniez 教授は, 中央大学国際交流センター外国人研究者受け入れ制度により本学客員教授としてしばらく後楽園キャンパスに滞在されます. この機会にミニコース(4回連続講演)を企画し, Meigniez 教授ご本人にこの理論を解説していただきます.
現時点(9月15日)では、以下のような日時を計画していますが, 第2, 3回目については若干変更となる可能性がありますので, ご注意ください.
?第1回
?日時: 10月22日(土)17:00-19:00
?第2回
?日時: 10月24日(月)16:30-18:00
?第3回
?日時: 10月27日(木)16:30-18:00
?第4回
?日時: 10月29日(土)17:00-19:00