【中央大学教員・大学院生・学部生向け】 東日本大震災 総合政策学部からの提言と報告
「東日本大震災 総合政策学部からの提言と報告」
総合政策学部学部長 河 野 光 雄
3月11日に東日本を襲った地震と津波による甚大な被害に加え、福島第一原子力発電所1-4号機原子炉からの放射性物質漏出による避難の拡大・長期化とリスクの大域的拡散が国内外において一層困難な局面を作りだしています。日本と世界の各地からの支援をうけて被災に対する対策が具体的に進展しつつある一方で、支援の配分の在り方、中央官庁や自治体の対応、政府による復興計画やその財源を巡る議論、情報開示の在り方、危機管理の在り方、大災害と経営戦略、原子炉の安全管理と事故被害の補償、電力需給のバランスの確保と社会生活のあり方、エネルギー政策、国際社会への対応など、機関・組織・個人の様々なレベルにおいて、多くの課題に整合的な対応策が求められています。状況の全的な把握に基づく総合的視点からのアプローチが今ほど求められているときはありませんし、総合政策学部が試されているともいえます。
総合政策学部では、今の段階で何を考え、何を今後の課題として取り組むべきかなど、この危機を乗り越える道筋について意見を交わす機会を次のように設定しました。おひとり10分程度でお話しいただき、総括的な議論を行うことを考えています。先生方におきましては、ご出席いただき、提言・報告はもとより、多くのコメントをいただけるよう、お願いいたします。尚、所属にかかわらず、教員・院生・学生の参加を歓迎しております。
期日:4月29日(金曜日)
時間:2限目(11:00-12:30)
場所:多摩キャンパス 11号館 4階 11420教室
提言・報告(発言順):
阿部泰隆、畠中誠二郎、泉川泰博、目加田説子、大橋正和、平野廣和、河野光雄