総合政策学部教授、松野良一、大橋正和、平野晋の共著『デジタル時代の人間行動』が刊行されました
デジタル技術の進展は、様々なWebメディアを生みだしてきました。ブログ、ツイッター、YouTube、ミクシィ、facebook・・・。さらには、それらを閲覧するツールとして、インターネット、携帯電話、スマートフォンなどが進化をしつづけています。激変したメディア環境の中で、人間はどのように「社会的身体」を形成し、拡張し、変容させようとしているのでしょうか。逆に、デジタル時代でも、「変わらないもの」というのは何でしょうか。 混沌としたデジタル時代の諸相に、松野良一(メディア論)、大橋正和(情報科学)、平野晋(民事法)の3教授を中心に、計13人におよぶ研究者、教育者、NPO関係者、メディア表現者が、分析・解明に挑みました。現代社会の事象に、多方面から取り組んだ総合政策的な書籍です。
第1部は「メディア環境激変と人間行動」。デジタル時代の広告と消費者行動、現実の私・ウェブ上の私、携帯電話とサザエさん、電子会議室、シチズン・セントリック、テレワーク、サイバー法と契約行動、デジタル時代のナショナリズム、マスメディアの時代は終わりか、ソーシャルメディア、についての論考がおさめられました。
第2部は「メディア表現と人間行動」。新しく登場したデジタルメディアを使うことによって、地域コミュニティにおいて豊かな表現活動が可能になることについて、5つの事例報告が掲載されています。
『デジタル時代の人間行動』(中央大学出版部)。定価:2100円(税別)