日本オペレーションズ・リサーチ学会事例研究賞2件受賞
情報工学科教授 田口 東、同 松井 知己、助教 鳥海 重喜が日本オペレーションズ・リサーチ学会の第29回事例研究賞を受賞しました。
田口 東は4回目、鳥海 重喜は2回目の受賞です。
<受賞論文>
① 「首都直下地震による鉄道利用通勤・通学客の被害想定」
鳥海 重喜、川口 真由、田口 東 共著
オペレーションズ・リサーチ,vol.53,no.2,pp.111-118.
本論文では,発生が懸念されている首都直下地震により、鉄道利用者が受ける
被害を時空間に拡張した鉄道ネットワークを用いて詳細に推計する。被害の空
間的分布に加え、時間的変化を捉えることは、今後、地震の対策を立てるにあ
たり非常に有用である。
②「フルートの運指最適化と逆最適化を用いたパラメータチューニング」
澤井 賢一、黒木 裕介、松井 知己 共著
オペレーションズ・リサーチ,vol.53,no.1,pp.39-46.
本論文では「フルート演奏におけるなめらかな指使い」の探索を支援する手法を提案する。また、奏者に適応した指使いを出力するために、提案する手法のパラメータチューニングを逆最適化を用いて行う方法を提案する。
日本オペレーションズ・リサーチ学会事例研究賞:
ORのすぐれた事例研究をなした個人、グループまたは企業等の中から選考し、年3件程度に授与する (表彰規定細則を一部抜粋)。