理工学部教授 戸井武司と株式会社小泉製作所の共同研究成果が日経産業新聞に紹介されました
理工学部教授 戸井武司(精密機械工学科)と株式会社小泉製作所の共同研究から開発された「快音カリヨン」が2009年3月4日の日経産業新聞(13面)にて紹介されています。
カリオンとはメロディーを奏でる鐘で、教会や学校・広場や街角にある複数の鐘で構成される鐘楼にあります。
戸井武司が主宰する「音響システム研究室」は、音に関する幅広い研究活動を実施しており、特に、人に心地よい音をデザインする「快音化」について、多くの研究成果を発表しております。
富山県高岡市は、江戸時代よりつづく銅鋳造品の伝統工芸が有名です。同地にある株式会社小泉製作所は、歴史にいきづいた技術を基にして伝統工芸品等を製作すると同時に、新たなニーズに合わせた製品の開発をすすめるなかで、中央大学の音響システム研究室との共同研究を実施していました。
今回、発表された快音カリオンは、同社の銅製品の鋳造・研磨技術と音響システム研究室の「快音設計」研究成果が組み合わされ、完成しました。
なお、株式会社小泉製作所の「快音カリオン」は、経済産業省の「地域産業資源活用事業計画」の認定をうけています。