安全保障貿易情報センター「CISTECジャーナル」に中央大学が先進事例として紹介 産学官連携・知的財産戦略本部(CLIP)
財団法人 安全保障貿易情報センター(CISTEC)は、国際的な平和及び安全の維持・確保に寄与することを目指し、大量破壊兵器等の拡散防止や通常兵器の過剰な蓄積の防止を目的とした国際的な輸出管理の枠組みを普及させ、企業や大学等の自主的な輸出管理を総合的に支援する機関です。
同機関の定期刊行物「CISTECジャーナル」2009年1月号の特集「大学における輸出管理の取組みと課題」にて、中央大学における取組みが先進事例として紹介されました。
外為法においては、学会誌への論文の投稿や学会発表など技術を公知とするための行為は、経済産業大臣の許可を受けないで行うことができるものとして指定されていますが、計測機器や試料の持ち出し、海外からの研究者や留学生の受入れに伴う技術の提供、国際的な共同研究等における技術移転の中には、国際的な平和及び安全の維持の観点から、あらかじめ経済産業大臣の許可が必要なものも存在するとされています(経済産業省「大学等における輸出管理の強化について」2005年4月1日)。
中央大学は、安全保障輸出管理の実効ある運用によって、国際平和への貢献と、国際交流にかかわる研究者および学生一人ひとりの保護を目指しています。