文学部中国言語文化専攻 講演会のお知らせ
日本の現代文学は中国でどう読まれているか
──大江健三郎、三島由紀夫を中心に [文学部中国言語文化専攻]
講師: 許金龍 中国社会科学院研究員(教授)
使用言語: 日本語
近年、日本と中国の間では様々な事件や問題が発生し、国民相互の親近感が薄らいで
いると伝えられます。しかし一方で、中国の人たちは日本のテレビドラマやアニメな
どの文化に強い興味を抱いているようです。では、日本の現代文学はいま中国で、ど
のように読まれているのでしょう? 大江健三郎や三島由紀夫の著名な研究者で、す
ぐれた翻訳家でもある許金龍氏に語っていただきます。
入場無料
他専攻、他学部、教職員、外部の方々のご来場もお待ちしております。
【講師紹介】
1952年南京生まれ。武漢大学卒。中国社会科学院外国文学研究所研究員(教授)。
現在、東京大学文学部外国人研究員として日本滞在中。専門は日本文学研究。訳書に、
大江健三郎の「取り替え子」「憂い顔の童子」「さようなら、私の本よ!」「二百年
の子供」「大江健三郎 作家自身を語る」、三島由紀夫の「午後の曳航」「近代能楽
集」「奔馬」、川端康成の「川端康成・三島由紀夫往復書簡」、柳美里の「女学生の
友」、東山魁夷の「唐招提寺への道」などがある。このうち、「さようなら、私の本
よ!」で、「魯迅文学賞・全国優秀翻訳賞」を受賞している。
主催:中央大学文学部中国言語文化専攻