情報工学科教授(理工学部長)田口東がNHK「サイエンスZERO」の撮影に協力しました。
理工学部長(理工学部情報工学科・教授)田口東がNHK教育テレビ「サイエンスZERO」の撮影に協力しました。放送予定は以下のとおりです。
日時:
8月11日(土) 23:45~24:29(教育テレビ)
8月16日(木) 2:30~ 3:14 (BS2)
8月17日(金) 19:00~19:44 (教育テレビ)
テーマ「サイエンスZERO・イライラ解消 渋滞の最新科学」
田口研究室では、コンピュータを使って、時刻表通りの電車の運行をほぼそのまま表現するネットワークモデル(東京首都圏電車ネットワークモデル)を開発しています。
この東京首都圏電車ネットワークモデルから、通勤ラッシュ時しばしば発生する電車の遅延を解消するために、すべての電車を各駅停車にして乗客数を平均化すれば、不規則な遅れが出にくくなり輸送効率を改善できるのでは?という逆転の発想を提唱し、実際に東急田園都市線を対象として普通電車だけのダイアグラムを作成し、輸送効率が向上することを学術的に示しました。
これを受けて東急電鉄が、4月5日からのダイヤ改正から、田園都市線の最混雑区間の急行列車を各駅停車にすることで急行への乗り換えと通過待ち時間をなくし、混雑を平均化させる取り組みをはじめています。
(写真は田口東(左)と撮影スタッフ)