「理工系女子学生応援プログラム シンポジウム」~女性研究者・技術者のロールモデルを招いて理工系女子学生の産業キャリア教育プログラム 中間報告会~ を開催しました!
・中央大学理工学部 主催
・内閣府「チャレンジ・キャンペーン」(~女子高校生、女子学生の理工系分野への選択~)共催
2007年3月15日(木)15時より、中央大学後楽園キャンパス3号館10階31008号会議室において、「理工系女子学生応援プログラム シンポジウム」を開催いたしました。
今回のセミナーは文部科学省の平成18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に、理工学部・理工学研究科の取り組みとして申請し、選定された『産学連携教育による女性研究者・技術者育成』のプログラムの一環として開催されました。
今回は、株式会社東芝 研究開発センター ヒューマンセントリックラボラトリー技監であり、総務省情報通信審議会委員、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員など様々な顔を持つ、土井美和子さんが講演してくださいました。
土井さんは、「ヒューマンインターフェース」を専門分野とし、日本語ワープロや機械翻訳、CG、モバイルECなどの研究開発に従事されています。
また、ロールモデルの紹介として、様々な賞を受賞した本学大学院修士2年の大学院生4名がそれぞれの取組みを紹介、庄司助教授ら6名の人工知能研究者が共同で開発した「人生設計ゲーム」のデモおよび実践を行い、参加者にとって非常に楽しめる内容盛りだくさんのシンポジウムになりました。
講演後は同じ会場で、講演者の土井さん、本学大学院生4名と参加者の懇親会を催し、参加者が直接土井さんや本学の教員、大学院生達に質問や相談する積極的な姿が見られました。
今回のシンポジウムを開催したことによって、参加者が研究開発職の魅力を感じるとともに、これから本学に入学する学生達の不安を解消することができました。
また、企業参加者達の社内キャリアアッププログラムの必要性を喚起することが出来ました。
参加者からのアンケートには「なぜ『女子学生に限った支援プログラム』が存在することになったのか。」、「高校生にとって『SE』という言葉はまだ難しいのではないかと思った。高校生をもっと意識した講演内容にしてもいいのではないかと思う。」、「女性に限らず役立つ内容だと思った。」等の意見が寄せられました。
これらを踏まえ、本プログラムの取組み理由を今以上に明確にして、高校生にもよりわかりやすい内容で実施し、男女共同参画プログラムとしてもっと幅広い参加者を募ることができるよう、プロモーション活動を進めていく予定です。
今回のセミナー参加者は以下の通りでした。
本校学生 :17名
他大学生 : 1名
高校生 :12名
社会人 : 7名
その他 : 2名 合計 :39名