理工学部教授 船造俊孝の研究チームが、アンモニア溶液使って、水道管などの塩ビ樹脂から塩素を低温で除去する技術を開発いたしました
理工学部応用化学科の船造俊孝教授を中心とする研究チームは、水道管などに使う塩化ビニール樹脂から塩素をより低温で除去する新技術を開発いたしました。
塩化ビニール樹脂を焼却すると、塩化水素が発生して焼却炉が腐食するため、塩化水素を除去する必要があり、従来は、塩化ビニールをセ氏300度以上の高温で加熱して分解し、塩素を取り除いていました。教授らの新技術では、アンモニア水溶液を使うことで従来法より50度以上低温で除去でき、エネルギーの節約につながります。
(9月29日(金) 日経産業新聞に掲載されました。)