「多国籍企業と人事管理」講義内容のお知らせ
総合政策研究科博士前期課程
「多国籍企業と人事管理」講義内容
(担当 中島 豊 兼任講師)
【時間割】 後期 火曜日 7限 後楽園キャンパス
※履修希望者は9月21日(木)~27日(水)の履修変更届期間中に、
履修変更届で追加履修してください。
【概 要】
1990年代以降、企業をめぐる環境は、①経済におけるグローバル化、②社会におけるポストモダン化、③テクノロジーにおけるIT化、④政治における規制の自由化、という四つの要員によって大きく変化している。この潮流の中で、企業の枠組みを定めている様々な制度も変化している。
かつては、企業の人事管理も「日本型」と「欧米型」といった基本思想の異なっていた「型」に大別できた。しかし、今日ではその両者が歩み寄り、グローバルな経済活動を行う多国籍企業においては国境や文化を越えた人事管理の新しい形態を見ることができる。
本講義では、この人事管理の進化形を、テキストに収められているケース・スタディーを使いながら、採用、配置、評価、育成といった人事制度の諸要素ごとに検討していく。
【テキスト】t中島豊(2005)『ケース・スタディーで学ぶ 人事の仕組みとルール』
(日本経団連出版)
【準 備】t毎回、取り上げるケースに付与した設問に対する自分なりの解答を、1設問につきA4半分程度にまとめ講義開始時に提出する。
【評 価】t 事前課題t (30%)
授業参加t (40%)
期末レポート(30%)
【講義内容】
第 1回ttイントロ 『人的資源管理とは』
第 2回tt期待される人事部像 (ケース1)
第 3回tt人事・組織戦略への取り組み(ケース2)
第 4回tt組織の役割と機能(ケース3)
第 5回ttモチベーションとコミットメント(ケース4)
第 6回tt組織と制度(ケース5)
第 7回tt社員区分と格付け(ケース6)
第 8回ttPay for Performance(ケース7)
第 9回tt特別講義 『非正規雇用をめぐる動向』
第10回tt職務制度と賃金制度(ケース8)
第11回tt目標管理制度の運用(ケース9)
第12回tt人材獲得競争としての採用(ケース10)
第13回tt人材配置と育成(ケース11)
第14回tt組織の進化と人事部(ケース12)
第15回ttまとめ 『日本型人事管理の進化形』