総合政策学部教授平野廣和の研究活動がNHKニュースに取り上げられました
総合政策学部教授平野廣和の研究活動が、7月29日のNHKニュース(NHKラジオ「朝一番」、NHKテレビ「おはよう日本」)に取り上げられました。
ニュースの概要は以下のとおりです。
石油コンビナートを多く抱える関東地方では、石油タンクの中の液体が地震の揺れに共振して大きく波打つ「スロッシング現象」を防ぐことが課題となっています。
この課題を解決するため、中央大学平野廣和教授の研究グループが、石油タンク上部のふたに揺れを吸収する特殊なゴムを開発し、ゴムを取り付けた直径4メートルの石油タンクの模型実験で液体の揺れを3分の2程度に、また、揺れ続ける時間も4分1以下に抑えることに成功しました。
研究グループではこの技術の実用化に向けて、総務省の助成制度を利用して、今年秋ごろに秋田県にある現在は使用されていない直径16メートルタンクを振動させデータを収集する実証実験を行うことになりました。
平野教授によりますとこうした大規模な実験は国内では初めてのことで、「実際のタンクを揺らして得られるデータは大変貴重で、スロッシング現象の防止の技術の実用化に向けて大きく前進できると考えている」と話しています。