平野廣和教授(中央大学総合政策学部)が、母校の小学校で「地盤、地震、防災」をテーマに講演しました。
2006年4月22日(土)、世田谷区立城山小学校は、平野廣和教授(中央大学総合政策学部)を講師に迎え、講演会(テーマ:「地盤、地震、防災」)を開催しました。
平野廣和教授の専門は、「風」などの“自然のふるまい”を知り、橋をはじめ様々な構造物が“自然のふるまい”となじむにはどう工夫すればよいかといった提案をすることです。
今回は、小学生の父母や地域の皆様に、次のようなお話をいたしました。
・関東地方の地盤や断層がどのように分布しているか。大地震が発生した場合、地盤や断層はどのように影響するのか。城山小学校の付近は具体的にどうか?
・大地震が起こったら、電気を止めて、とにかく避難する。避難場所について家族で決めておくこと。大地震発生直後の3日間を生き延びること。なお、地域で一番対策が整っているのは「学校」。
・大地震のときに役に立つ情報手段はラジオ。小さなラジオを携帯しましょう。
・残念ながら、自然災害に対して都市はとても脆弱である。この原因は、たとえていえば「都市の糖尿病化」である。
また、ウェブ上ではレポートできない貴重な業界ウラ話もあり、あっという間の1時間半でした。わかりやすい言葉とやさしい口調が印象的な講演会でした。